「本当の快楽を知ってしまった女」──崩れて、壊れて、そしてまた立ち上がる私

「本当の快楽を知ってしまった女」──崩れて、壊れて、そしてまた立ち上がる私

ギャラ飲みで知り合った男に、快楽と支配を教え込まれた人妻キャリアウーマン。壊されながらも、“本当の私”を見つけていく女の再構築の物語。

こんな自分になるなんて、想像もしていなかった。


夫のために毎朝お弁当を作り、プレゼン資料は3日前には仕上げる。
英語も堪能、上司からの信頼も厚い。
そんな“完璧な妻”であり“できる女”だった私が──


今では週に1度、誰にも言えない“行き先”に向かっている。


ハイブランドのトレンチコートの下に、
着ているのはレースのランジェリーひとつ。


鏡の前で自分の姿を見るたび、思う。


「私は、壊れ始めてる」


第一章:社長からの呼び出し


『今夜、例の部屋で待ってる。喉、渇いてるだろ?』


黒川社長から届いた短いメッセージ。
たった一行、それだけで身体が熱を帯びる。


喉が渇いてる──そう。


普通のセックスじゃ物足りない。
夫との触れ合いなんて、もはや拷問に近い。


黒川に抱かれるとき、私は“女”になる。
しかも──何も知らなかった女から、“開発された雌”に変わっていく感覚だった。


第二章:調教されていく私


今夜の部屋は、いつものスイートじゃなかった。


鍵のかかった奥の扉。
中にあったのは、薄暗い照明、鎖のついた椅子、
そして……鏡張りの壁と、天井カメラ。


「やっと、素直になってきたな。
玲奈さん、もう“指示されないと感じない身体”になってるだろ?」


社長が低い声で囁きながら、後ろから私の首元に口を寄せる。


「……わからない。けど……っ、怖いくらい、欲しいんです……」


「言ってみろ。誰の命令で、ここに来た?」


「……黒川さんの……です」


「違うだろ?」


「……“ご主人様の”命令、で……」


自分の口から出るその言葉に、羞恥と快感が入り混じって震えた。


でも、もう抗えない。


第三章:身体が覚えてしまった“本当の快楽”


足を縛られ、目隠しをされ、耳元で社長が囁く。


「ここ、どうしてほしい?」


「……指、で……なぞって……。ゆっくり……奥まで……っ」


「淫乱になったな。最初は“人妻ですから”って硬かったくせに。
今じゃ自分から脚を開いて、玩具も欲しがる女になった」


乳首に挟まれた電動クリップが、カチッと音を立てて動き出す。


「やっ……だ、めっ……感じすぎて……あああっ!」


媚声が口から勝手に溢れる。


でも社長は、意地悪く言う。


「いい声だな。もっと鳴け。ここに入ってるカメラ、全部録画してるからな?」


羞恥で壊れそうなのに、興奮が止まらない。


私はもう──女としての快楽を知りすぎた。


普通のセックスには戻れない。


第四章:崩れた先に見えた“私自身”


その夜、終わったあとのバスルームで、
私は鏡越しに、自分の顔をじっと見つめていた。


髪は乱れ、首筋には噛み跡。
脚には赤い縛り痕。
そして、唇は腫れ、肌は汗ばみ……“満たされた女”の顔だった。


「最低だよ、私……」


そう呟いたとき、後ろから社長がバスローブ姿で現れる。


「お前は今、人生で一番綺麗な顔をしてる。
媚びでも演技でもない、本物の欲望でできた女の顔だよ」


その言葉に、涙が出た。


嬉しいわけでも、悲しいわけでもない。


ただ、もう“完璧な妻”にも“キャリアウーマン”にも戻れないと悟った瞬間だった。


第五章:選択と再構築


数週間後。
私は離婚届を、ひとりで役所に出しに行った。


夫には何も言っていない。
ただ淡々と、判を押した書類が郵便で届くだけ。


会社も退職願を出した。
スーツに身を包んでオフィスに行く自分が、
もう**“誰かを演じるための仮面”にしか思えなくなった**から。


だけど、これは堕ちたんじゃない。
やっと“私”を生き始めたんだと、思いたかった。


エピローグ:「壊れた女の、生き方」


今、私は黒川の“所有物”だ。


週の半分は彼の元に通い、
時には会食の“同伴女”として他の社長たちの前で笑い、
夜にはプレイルームで嬲られ、壊され、愛される。


普通の生活じゃない。
でも、普通の生活では感じられなかった快感が、ここにはある。


「お前、本当に変わったよな。あの“お堅い人妻”が、
今じゃ自分から首輪をつけて“ご主人様”って呼ぶようになるなんてな」


「……笑わないでください」


「笑ってねぇよ。俺は、お前みたいに壊れて、また立ち上がる女が好きだ」


壊れて、壊されて、
でも私はもう、演じなくていい。


これが、“私の生き方”なんだと胸を張って言えるまで、私はこの欲望の底を生きる。